2026.10.05
新任教授ご挨拶 医化学分野 鐘巻 将人教授NEW

医化学分野 鐘巻 将人教授
令和8年10月1日付で、九州大学医学部医化学分野の教授に就任いたしました鐘巻将人(かねまき まさと)と申します。
私は2001年(平成13年)3月に千葉大学で博士(理学)の学位を取得し、英国マンチェスターにあるCancer Research UK研究所にて、博士研究員として5年間研究に従事いたしました。その後、2006年(平成18年)に大阪大学理学部の助教に着任し、2010年(平成22年)には国立遺伝学研究所のテニュアトラック准教授として独立した研究室を立ち上げ、2016年(平成28年)に同研究所の教授に就任いたしました。
これまで、ヒト細胞におけるDNA複製と染色体維持の仕組みを研究するとともに、細胞内のタンパク質を迅速に分解するバイオテクノロジーの開発に取り組んでまいりました。DNA複製は古典的な研究分野と捉えられがちですが、最新の技術を用いてヒト細胞を調べると、従来モデル生物として精力的に研究されてきた大腸菌や酵母とは異なる分子メカニズムが見えてきます。長年にわたる知見の蓄積を土台に、新たな技術によって未知の仕組みに迫ることに、研究の面白さと可能性を感じております。
私は、良い研究を進めるための鍵は、伝統と革新の組み合わせにあると考えております。今後は、九州大学医学部が培ってきた伝統の上に新たな風を吹き込み、世界に通じる基礎研究を進めてまいりたいと存じます。このたび、研究室を主宰する機会をいただきましたことに深く感謝するとともに、研究と教育を通じて九州大学医学部の発展に貢献し、次世代を担う人材の育成に力を尽くしてまいります。
皆様のご指導、ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
